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ポジティブ・シンキング

ポジティブ・シンキング

ポジティブ・シンキングの2つの捉え方

最近ポジティブ・シンキングという言葉が頻繁に使われるようになり、意味も使う人によって若干違ってきているようです。ポジティブ・シンキングには二つの意味があります。

一番目の意味

まず、思考は現実化するということから、できるだけポジティブなことを考える習慣を作るというものがあります。これは『シークレット』などでも伝えられていることですが、自分が頭の中に鮮明に描いたイメージが現実化するので、自分が望む現実をイメージするようにして、望まない現実はイメージしないようにすることです。望まない現実をイメージするとそちらのほうが現実化してしまうので、否定的なことは考えないということです。

二番目の意味

もうひとつは、どのような現実であろうと、それを肯定的に捉えるというものです。否定的な現実でさえも肯定的な側面があり、必ずしも否定的とは言えないからです。特にスピリチュアルな成長ということを考えると、否定的な出来事ほど魂を大きく成長させることがあるので、そうした機会に恵まれていること自体は肯定的だと言えます。

それを理解する上で、次の昔話が役立ちます。 

中国の昔話

 貧しい村に、ある農家があった。そこには馬がたくさんいて、裕福だと思われていた。ところが、ある日そのうちの一頭が逃げ出してしまったので、村人たちはみな「何と不運なことだ」とその家の主人に言った。
 しかし主人は、「そうかもしれない。そうでないかもしれない」と言った。
 数日後、逃げた馬が二頭の野生馬を引き連れて戻ってきた。それを聞いた村人たちは、今度は「何と幸運なことなのだ」と一様に言った。
 しかし主人はこう答えるだけだった。「そうかもしれない。そうでないかもしれない」
 あくる日、その家の息子が野生馬の一頭に乗っている時、落馬し、足を骨折してしまった。
「何と不幸なことなのだろう」村人たちはみな口々にそう言った。
 しかし、家の主人はまた同じように、「そうかもしれない。そうでないかもしれない」と答えた。
 やがて戦争が始まって、村の若者はみな招集されることになった。しかし、その家の息子だけが、足を骨折しているという理由で、召集を免れた。
 村人たちはまた一様に「何という幸運なのだ」と言った。
 主人はやはり、「そうかもしれない。そうでないかもしれない」と答えるだけだった。

陰には陽があり、陽には陰がある

ある肯定的な出来事から否定的な出来事がもたらされたり、否定的な出来事が肯定的な出来事につながったりします。従って、何がポジティブで何がネガティブかなど本当は誰にもわからないのです。そこで、すべてのことは自分にとって肯定的だと捉えることで、そうした外界の出来事に左右されず、真に心が自由になると言えます。

問題は解決の糸口である

パーマカルチャーの考え方に問題は解決の糸口であるというものがありますが、これも同様の視点から生まれてきていると思います。問題があることによって解決策を考えます。人間はそうして進歩していきます。時には、解決策がその問題だけでなく、別の問題をも解決してしまうことがあり、その問題が現れたことによって二つの問題が同時に解決してしまうこともあるのです。

否定的な情報は無視したほうがいいのか

よく、ポジティブ・シンキングを推奨する人に、否定的な情報を自分の耳に入れないようにする人がいますが、それは一番目の意味合いからそうしているのだと思います。確かにそれは一理あります。必要のない情報ならば、否定的な情報に惑わされないように、距離を保つといいでしょう。ただ、必要ある情報ならばたとえそれが否定的だと感じることでも、まず事実は事実として受け止めることが大切です。

解決策に意識を向ける

事実は事実として認識し、ではどうすればいいのかと解決策を考えます。事実に翻弄されるのではなく、冷静に解決策に意識を向けます。そうすることで、意識はポジティブに保つことができます。

これは情報を伝える時もそうです。意識状態が中道になっていないと、「大変だ」「大変だ」という側面ばかりが誇張されて伝わってしまうことがあります。発信する前に自分の意識がどこに向いているのかを確認してからするといいです。できれば解決策を考え、それが見つかってから情報を伝えるといいのかもしれません。『大変動時代を生き抜く完全サバイバル・マニュアル』でも、現在地球が直面している問題については最初の4ページに留め、残りはすべて解決策に費やしています。それもこうした理由からです。

経済危機は最大のチャンス

実は、今人類が直面している経済危機、食糧難などは、社会を変えるための最大のチャンスなのです。キューバでは経済危機をきっかけに有機農業、代替医療を発達させ、持続可能なシステムに切り替えました。同じチャンスが今全世界に訪れているのです。経済危機や食糧難を解決するための方法をいろいろ考えてみてください。すべてよりよい社会につながるものです。まさにこれこそ、「問題は解決の糸口である」という考え方がそのまま当てはまる状況であり、この問題から様々な解決策がもたらされ、社会をあらゆる角度から変えていくことになるでしょう。

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