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日本の里山からイギリスの里山へ

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日本の里山からイギリスの里山へ―田舎暮らし親子の夏休み』

初の紀行文

今まで小説やハウツーものを書いてきて、こうしたエッセイ調のものは未発表のものを除くと初めてです。

内容紹介

 日本の里山で田舎暮らしをする親子が、夏休みを利用してイギリスの田舎町に滞在する。この本が他の本と違うのは、ただ現地の様子を報告するだけでなく、持続可能な暮らしの実践者からの視点で、日本の里山と比較しながらリポートしているところだ。向こうには自治会制度のようなものがあるのだろうか、日本の古民家とイギリスの古民家はどう違うのか、日本の森とイギリスの森はどう違うのか、日本の農業とイギリスの農業はどう違うのか、日本の田舎暮らしとイギリスの田舎暮らしはどう違うのかなど、一歩踏み込んだ疑問を本の中で展開させている。
 2人が訪れたのは、世界中に広がる地域づくり運動トランジションタウン発祥の地トットネスだ。シューマッハ・カレッジやシュタイナー学校もあるイギリス一のオルタナティブ・タウンで、サステイナブル運動のメッカだ。そこで、単にイギリスの田舎を紹介するだけでなく、現地のサステイナブル文化をリポートする。著者は滋賀県の日野町でローカルネットワークという地域づくり活動に関わったり、自然農で野菜作りをしたりしてきているので、それをする上でも日本の状況と比較しながら、日本の田舎で応用するにはどうしたらいいかということを常に念頭に入れて考察している。
 全国の里山地域で田舎暮らしをしている人たち、田舎暮らしを始め、まちづくりにも興味を持っている、あるいはすでにある程度取り組んでいる人たちに、次なるステップを提供する内容となっている。
 現地の人のインタビューも収録されている。トランジションタウン・トットネスのジェイ・トンプトさん、バイオリージョナル・ラーニング・センターのイザベル・カーライルさん、パーマカルチャー、バイオダイナミック農法、アグロフォレストリーを使って農業を営むアプリコット・センターのマリーナ・オーコーネルさんと、そこのウェルビーング部門を担当するマーク・オーコーネルさん、バイオダイナミック料理家のウエンディ・クックさんなど。シューマッハ・カレッジを訪問した時のサティシュ・クマールさんとの奇跡的な出会いについても綴られている。
 後半では、トットネスと南デヴォンの事例をどう日本の里山地域に応用するかを、日野町と滋賀県を例に紹介している。トランジションタウンといっても、イギリスで行う場合と、日本で、特に田舎で展開させる場合ではやり方をアレンジしないと難しいと著者は感じた。では、どのように変えれば日本の田舎町で有効なのか。

目次

プロローグ「魔のラウンドアバウト」
第一章「里山での田舎暮らし」
第二章「サステイナブル運動のメッカはダーティングトンだった」
第三章「一九八四年のブライトン」
第四章「旅行ガイドにヒッピーの町と書かれたトットネスってどんな所?」
第五章「スーパーでもビーガンが当たり前?」
第六章「健康大国日本の自然食文化はイギリスのものに勝るのか?」
第七章「ベジタリアン大国イギリスは肉料理で溢れていた」
第八章「肉食文化こそが循環型の暮らしだって?」
第九章「なぜイギリスの森には針葉樹が少ないのか?」
第十章「里山和食健康法でイギリスに殴りこみ、現地の反応は?」
第十一章「有機野菜と新鮮な魚が手に入る週1マルシェ」
第十二章「滋賀と日野のぶっとんでいるマルシェ文化」
第十三章「世界を変えたトランジションタウン・トットネス」
第十四章「なぜ、日野だけでなく、滋賀全体なのか?」
第十五章「ダート川と水の流れからバイオリージョンを理解する」
第十六章「シューマッハ・カレッジで起きたシンクロニシティー」
第十七章「ブリクサムガス欠事件」
第十八章「バイオダイナミック農法VS自然農
第十九章「セレブ向け料理人からマクロビを経てバイオダイナミック料理へ」
第二十章「イギリスには自治会があるのか?」
第二十一章「気候変動対策はまちづくりに必要なのか?」
第二十二章「SDGsはまちづくりに有効か?」
第二十三章「トットネスのまちづくりを日野町向けに料理する」
第二十四章「里山都会構想」
第二十五章「近江発新しい日本の国づくり」
第二十六章「息子の英語学習の成果は?」
エピローグ「ヒースロー空港に向う途中、突然ナビが停止」

紙版

https://www.amazon.co.jp/dp/4991064848

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B083QWSJ4C

58人

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